「指が痛い!このままでは施術できないよ…。」
指の痛みは、整体師が一度は経験する悩みです。
整体師は患者さんの身体をケアするのが仕事ですが、長く続けるためには自分自身のケアも欠かせません。
今回は整体師になったばかりの人に知っておきたい、腱鞘炎の症状と対策方法を紹介します。
腱鞘炎は整体師人生を脅かす
整体師は手や指を使って施術するため、腱鞘炎(ばね指)を引き起こしやすい職業です。
腱鞘炎の主な症状はこちら。
- 親指の付け根や指の関節が痛い
- 曲がった親指の関節を戻そうとするとカクンとなる
- 手や腕がだるく、重い感じがする
重症化すると、「押す」のはもちろん、「つまむ」・「ひねる」などの動作で痛みます。
腱鞘炎が起きてしまっては施術に集中できなくなり、整体師の仕事を続けられないでしょう。
「指が痛い」と思ったら大陵を押す
「整体師は腱鞘炎になりやすい」と分かっていても、仕事柄、指を使わないわけには行きません。
ですからせめて、指の痛みを感じた時にツボを押しましょう。
おすすめは「大陵(だいりょう)」。
「大陵(だいりょう)」は手や腕の痛み・しびれに効果的と言われています。
ツボは手のひらを上にし、手首にできるしわの中央部分です。
ツボにゆっくり圧を加え、痛気持ちいいくらいの強さで5秒ほどキープします。
指に違和感があったら「大陵(だいりょう)」を押す、整体師として長く働くために覚えておきましょう。
腱鞘炎が悪化すると手術!?
湿布・塗り薬・テーピング・注射などを行っても指の痛みが改善しない場合は手術を検討しなければいけません。
手術では腱鞘を切開し、炎症部分を取ります。
切った腱鞘はそのままですが、ほかにも腱鞘はあるので手の機能は変わりありません。
手術自体は日帰りも可能なものの、一週間は手術を行った方の手を使いすぎないよう注意が必要です。
「医者の不養生」という言葉もあります。
指の痛みが患者さんにバレると、「自分の身体のケアができないのに、私のケアができるの!?」と信頼が落ちてしまうかも。
手術前後は施術ができなくなり、患者さんの指名に応えられず、収入も減ってしまう危険性が考えられます。
まとめ:整体師は腱鞘炎対策がマスト
整体師は手(特に親指)を使うお仕事なので腱鞘炎を引き起こしやすいです。
新人整体師の皆さんは対策を知っておくべき。
痛みを感じた時には「大陵(だいりょう)」つまり手首にできるしわの中央部分を押しましょう!
放置していると施術どころか日常生活にも支障が出てきます。
最悪の場合、手術が必要で、仕事ができません。
末永く患者さんの身体をサポートしていきたいなら、自分自身の指も大切に扱いましょう。