あなたの親指、やわらかいですか?
指圧をする親指には「甘手型(あまてがた)」と「苦手型(にがてがた)」の2種類に分けられます。
今回は自分が「甘手型」と「苦手型」どちらなのかをチェックする方法と、合わせて親指を痛めないコツを紹介します。
整体師の親指は商売道具ですから、できるだけ負担のかからない指圧指の作り方を覚えておきたいですよね。
あなたは「甘手型」?「苦手型」?
施術する際、親指の関節はよく曲がっていますか?
ベッドやテーブルなどに対して指圧指を作ってください。
親指が曲がって反る人は「甘手型(あまてがた)」、親指が曲がりにくく反りにくい人は「苦手型(にがてがた)」と分類します。
整体師としてはどちらが良いのか?という問題ではなく、個性なのでどちらでも構いません。
「甘手型」と「苦手型」、それぞれ負担をかけすぎない指の作り方を見ていきましょう。
負担の少ない「甘手型」の作り方
「甘手型(あまてがた)」は親指の関節が曲がるため、一度に多くの面積を押せます。
しかし、親指が反ってしまうことで関節に大きな負荷がかかり、腱鞘炎になったり指が変形したりしやすいです。
親指の負担を減らすには親指以外(4本の指)を軽く曲げ、患者さんと手のひらの間に空間を作ります。
空間があることで親指が過剰に曲がるのを防ぐのです。
「甘手型」はやわらかい圧刺激を与えられますが、親指への負荷が高いデメリットを忘れないようにしてください。
負担の少ない「苦手型」の作り方
「苦手型(にがてがた)」は親指の関節は曲がらないため、患者さんの身体に触れる面積が小さいです。
その分ピンポイントで強い圧刺激を与えることができます。
しかし親指へ全体重をかけると無理やり指が反る形になり、関節を痛めやすいです。
親指の負担を減らすには親指以外(4本の指)は患者さんの身体に沿うように置き、手のひら全体で押すイメージが良いでしょう。
親指自体も身体に近づくため、そこまで関節を曲げなくてもよくなるためです。
「苦手型」は親指に体重を乗せすぎないようにしましょう。
まとめ:「甘手型」と「苦手型」どちらも負担を軽くできる
指圧の親指がよく曲がる(反る)かどうかで、「甘手型(あまてがた)」と「苦手型(にがてがた)」に分かれます。
親指の関節がやわらかい「甘手型」は、柔軟性が強みでもあり弱みでもあります。
関節だけに頼らない指圧指を作りましょう。
親指の関節が固く、曲がりにくい「苦手型」は強押ししやすい一方で、力を入れすぎてしまいます。
親指が変形しないよう、他の指にも力を分散するような形を作りましょう。
「甘手型」と「苦手型」どちらも負担を減らす指圧指を知り、整体師人生を伸ばしましょう。